
大会委員長あいさつ #
2025年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会の開催にあたって #
このたび、2025年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会は富山大学が担当校として開催を担当させていただくことになりました。 本学における当該連合大会の担当は、平成29年度以来8年ぶりの開催となり、 本大会は、電気学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、情報処理学会、計測自動制御学会、日本音響学会、電気設備学会の7つの 学会と、IEEE 名古屋支部による協力を得て準備を進めてきました。
この大会は、単独学会の大会とは異なり、幅広い学会の連合により運営されており、学生や研究者・技術者の成果発表や 分野を超えた学術交流の場を提供してきた長い歴史を持つ北陸最大の学術集会です。 昨今では、新型コロナのパンデミックの影響により、大会開催が対面からオンラインへと移行し、 参加者・講演者の利便性や開催担当校の負担軽減などのメリットが知られるようになり、オンライン開催で実施してきました。 しかし、本大会の強みである「学生と地元企業とのつながりを深め、人材育成の場を提供し、地域産業の発展への貢献」が薄れつつあり、 新型コロナの影響が低減して多くの学会が対面開催へと回帰している状況において、本大会も対面での現地開催を検討してきました。 その一方で、学会の研究発表会の開催が9月に集中して本大会と重なるため、講演申し込み数が減少傾向にあり、 それに伴う主催・共催学会の減少が課題となっています。 このため、本大会の運営資金に影響が出ており、サービス向上や対面での現地開催が難しい状況にあります。
本大会において、対面での現地開催に向けての足掛かりとして、大会運営資金の改善、 担当校の負担軽減に関する業務のスリム化を目指し、下記の2点を実施しました。 発表者・参加者の皆さまには、大会運営にご協力とご理解をよろしくお願いいたします。 また、この大会がさらなる魅力ある大会として発展していくために必要なご意見、 ご要望、アイデアなどがあれば、ぜひ実行委員会へご連絡いただけると幸いです。
- 講演申し込み方法をこれまでのEasy Chair からGoogle Form に変更
- 地元産業の活性化への貢献として、講演間の休憩時間に地元企業の情報紹介
この大会が、さらに充実・発展し、今後も多くの学会から成る連合大会の強みである幅広い分野の交流や調和、 人材育成の場を継続的に提供し続けることができ、北陸の地域産業に貢献できることを期待しております。
最後に、ご多忙中にもかかわらず招待講演、座長を快諾いただきました諸先生方、 本大会開催にご尽力いただいている開催校と各主催学会の実行委員の皆さま、各大学・高専の連絡員の皆さまに深く感謝いたしますとともに、 本大会の開催に際し、主催学会からの出資金に加え、ご協賛をいただきました企業さまに、ここに御礼申し上げます。