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題 目:「パズルの難しさと面白さ」
講演者:上原隆平 北陸先端科学技術大学院大学・副学長/先端科学技術研究科・教授
これまでパズルの難しさをコンピュータサイエンスやアルゴリズムの観点から研究してきた.ある種のパズルは,難しいことを理論的に証明することができる.数学的に絶対に不可能であることが証明できることもある(デュードニーの分割の最適性).一方,盤面を大きくしていくと,スパコンでも解けないことを理論的に証明できることもある.新しいパズルのギミックが,難しさの理由であることが,理論的に証明できることもある(NP完全性やPSPACE完全性など).パズル作家が新しいパズルを考案すると,その仕掛けが,難しさの理由になっていることがあり,それを理論的に示してきた.とはいえ,スパコンが発達してきたことで,理論的に難しいパズルの中には,具体的な例としては瞬殺できることも多い.例えばペンシルパズルなどは,ほとんど瞬殺できるし,上原の修論も30年後に瞬殺で解けた.また,クイズがGoogleで解けるように,パズルもAIで解ける日がくるかもしれない.(来ているかもしれない.)けれどもパズルのメッセージ性と面白さは,そことは一線を画すると思っている.なんと言っても,まだネットに載っていない,誰も解いていないパズルはたくさんあり,みなさんの挑戦を待ってます.
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